若手トマト農家。経営を継続することで、農業を志す人のモデルになれば!!

福島県大沼郡会津美里町

シバサキ アキラ

柴﨑 陽さん

1983年、埼玉県生まれ。趣味は釣り。 震災の年に農業研修で会津に訪れたのがきっかけで、そこでの人との出会いや体験が、会津で農業を志すことを決意し7年前に移住。現在、トマト農家として経営。冬場の活動として、しいたけ栽培にも取り組んでいて、1年を通して農業に携わる。

一どんな活動をしていますか?

会津美里町旭寺入地域で大玉トマトを中心に栽培しています。大玉トマトでは「りんか」「桃太郎」などを栽培し、その他にもミニトマト「サンチュリーピュア」「千果」やいんげん、スナップエンドウも栽培しています。また冬場の作業として、しいたけの菌床栽培にも取り組んでいます。また「会津美里農業男子」という会津美里町の農業を広めようと取り組むグループにも所属してます。

一はじめたきっかけはなんですか?

会津で農業研修の時にお世話になった農家さんの「震災で大変な状況でも、なんとか立て直そうという前向きな姿勢」に心打たれて、会津で農業をやりたいという思いが芽生えました。青年就農給付金と会津美里町の新規就農の補助金を受けながら3年前にトマト農家として新規就農、今年で4年目を迎えます。

  • しいたけの菌床からの手作り肥料。土づくりから日々研究中。

  • 柴崎さんの畑がある会津美里町旭寺入。正面には会津磐梯山を眺め、自然豊かな環境に囲まれて、トマトを栽培しています。

一一番大切にしていることはなんですか?

手間暇かけて育てたトマトを収穫するときが何よりもやりがいを感じます。規模を大きくしていくよりも現状を保ちつつ無駄を抑え、より品質の良いものをつくっていきたいです。また自分だけが良ければよいという考え方ではなく、地域や人とのつながりを大事にし、何かあったときにはお互い助け合えるような関係を大切にしていきたい。自分が造った野菜を地域で消費する「地産地消」を目標に、地元の経済を活性化していきたいです。

一今後の目標を教えてください

会津美里町も全国の地方と同じく後継者不足、耕作放棄地の増加などの問題を抱えています。 自分が農業で経営を継続させることで、これから就農する人のモデルになれるように活動していきたいです。そうすることで、少しでも会津美里町へ移住し就農する人が増えてくれればと思います。会津に移住してみて、会津は伝統の栽培技術を隠さず教えてくれたり、地域行事や消防団なども快く参加せてもらえたり、人間関係が築きやすいと思います。新規就農をする時も、多くのことを手助けしてもらいました。その恩返しとして、農業を通して会津の魅力を発信し、さらには地域の発展に貢献できたら良いと思います。

アピールポイント

会津地方は、寒暖の差が厳しい地域です。そんな中一つ一つ丁寧に育てあげられたもぎたてトマト。

-コーディネーター紹介-

後継者のいない農家が多く、耕作放棄地が増えているこの町で、柴﨑さんのような存在やその活動は今後の町の農業の維持発展に欠かすことのできないものだと思います。会津美里町の農業を盛り上げるために共に頑張りたいです。

ID166 福島県大沼郡会津美里町

はしもとりゅうたろう

橋本竜太郎

会津若松市出身。趣味でもあった登山を本格的にやりたくて、八ヶ岳の山小屋で勤務。そこでの出会いや体験により、家族で自然豊かな環境で農的生活をしてみたいと憧れを持つようになりました。 会津美里町でぶどう栽培だけでなく、ワイン醸造と六次化事業にも携われる地域おこし協力隊として、現在活動しています。ワイナリー立上げを目指して日々奮闘中!