一どんな活動をしていますか?
花の楽しさ、魅力を伝えるために、各地で年間120回程度の園芸講座を行っています。また、標高の高い片品村の冷涼な気候を利用して、草花の生産も行っています。 片品の澄んだ空気、清らかな水は、草花を美しく、丈夫に育ててくれます。 また、地域の農家仲間と「尾瀬新鮮組」を結成し、マルシェ出店や勉強会、自分たちの野菜を使ったBBQ会などを開催しています。 地域の暮らしを守る「地守」「おやき」「アニキ」として、地域の若手の世話をやいたりもしています。
一はじめたきっかけはなんですか?
花屋になろうと思ったのは、楽しそうに花の仕事をする両親に憧れたことと、「人に夢を与えることができる」という父の言葉に魅力を感じたから。 地域の活動を行っているのは、自分が片品村のことを知らずに婿として入った時に、右も左もわからず苦労したからです。片品村に来た当時、自分が欲しいと思っていた存在になりたい。 無いものねだりをするのではなく、自分たちで魅力あるものを作っていきたい。 自分は婿入りしたからこそ、つまらないと思われている農村のなかに面白いものを見つけることができます。 農村だからこそ、農村ならではの活動を若い奴らに見せつけて、うらやましがられるようなおじさんになりたいですね。
一一番大切にしていることはなんですか?
花屋として大切にしていることは、花の持つ力を100%出せるように、環境をつくること。 初めて花を育てる人でも、失敗しないこと。失敗させないこと。 失敗の原因をつきとめ解決へ、導く。花のある生活を楽しんでもらうことです。 片品に暮らす一個人としては、まず、片品村に暮らす私たちが、農村で暮らすことを楽しむこと。 イベントごとやまつりごとではなく、日々の暮らしを大切にして、日常を充実させていくこと。 人と好きになることと、地域をすきになること。 ひとりではなく、みんなでやること、などです。
一今後の目標を教えてください
花を通して、片品村の魅力を語り、花のファン、片品村のファンを増やしたいです。 同時に、一緒に地域を作っていける仲間を増やして、面白いと思えることをどんどん仕掛けたい。 地域に暮らす老若男女どんなひとにとっても、暮らしやすい地域にしていければと思っています。
アピールポイント
どんな人にも、お花を楽しんでほしいからこそ、種を蒔き、お花を育てることから始めています。 「外に植えるものだから、外で育てなさい。」 父の教えを守り、片品村の冷涼な気候と強い日差し、おいしい湧水が、丈夫でたくましい花苗に育てています。思わず笑顔になってしまうと言われている花王子の園芸ライブ(園芸講座)も、ぜひ、受けてみてください。 また、山の恵みを利用した「ハーブボール講座」では、地域にある花木草の特徴や活用方法を花王子が、実際の施術や使用方法を地域のマッサージ師がレクチャーという、お花×○○というコラボレーションにも積極的に取り組み、山村地域ならではの暮らしを豊かにする活動も行っています。
-コーディネーター紹介-
私にとって片品で一番の世話焼きアニい(片品弁でお兄さんのこと)。私たち地域おこし協力隊が片品に来た当初から積極的に地域の若手のBBQ会などにお声がけいただき、おかげで片品だけでなく群馬県北部の魅力的な人たちと良い関係を作ることができています。心配性すぎて、たまにお節介になってしまうことを気にしているのも学さんの魅力。また気軽に事務所にお茶しに来てくださいね〜。