一どんな活動をしていますか?
「スラックライン」を伊那に普及すべく、『伊那スラックライン』というチームを立ち上げて2014年から活動をしています。 スラックラインは木と木の間に張った幅5㎝ほどのベルト状のラインの上を綱渡りのように歩いたり、ライン上でジャンプや宙返りなどのパフォーマンスを行う、いま注目の新スポーツ。 現在は、クラブ活動の指導員として伊那市内の小学校に通ったり、チームの仲間たちとイベント会場に出向いてスラックラインの体験会を開催しています。
一はじめたきっかけはなんですか?
体験イベントで、その楽しさに触れたのがきっかけです。 ラインの上を歩くだけの単純なスポーツなのですが、続けているうちに、 「もっと長く歩けるようになりたい」、 「跳んだり跳ねたりしてみたい」 と欲が出てきて……気づいたらハマっていましたね(笑)。 バランス感覚を必要とするスラックラインは、基礎体力づくりや体幹の強化にもぴったり。 子どもから大人まで楽しめるスポーツなので、スラックラインを通じて町が盛り上がればいいなと考えました。
一一番大切にしていることはなんですか?
「教えないこと」。 誰だって夢中になっているときに、横から「それは違う。もっとこうしろ、ああしろ」と余計な口を出されたらうっとうしいでしょう?(笑) ですから、まずは“好きなように楽しんでもらう”ようにしています。上達のコツを聞かれれば、もちろん教えますよ。 このスタンスはクラブ活動の時も一緒で、基本の乗り方を教える以外は、なるべく口を挟まないようにしています。思い思いにやってもらうなかで、徐々にコツをつかんでもらえればいいなって。
一今後の目標を教えてください
まずは、道具を持っていない人でも気軽に楽しめる、スラックラインの常設施設を伊那市内につくりたいですね。 あとは、スラックラインが自由にできる専用区域が公園などに設置されたり、公園の事務所などで道具のレンタルができるようになれば、もっと多くの人が楽しめるようになるのかな、と。 スラックラインをきっかけにして、みんなで集まって遊んだり、おしゃべりを楽しんだり。町の人たちをつなぐ新たなツールになってくれたらいいなと思っています。
アピールポイント
裸足で遊ぶことができるスラックラインは、子どもから大人まで誰でも気軽に楽しむことができるスポーツです。ラインの上を“ただ歩く”だけなのですが、この“ただ歩くだけ”が、いざやってみると実はとても難しい(笑)。慣れないうちは、ラインの上でジャンプをするどころか、最初の一歩すら踏み出せずに、すぐに落ちてしまうことでしょう。それでも、笑顔でリトライできるところがスラックラインのいいところ。「次こそは!」と繰り返しているうちに、いつの間にかその魅力に引き込まれてしまっているのです。遊び感覚で基礎体力づくりや体幹の強化もできます。木がある場所ならばどこでも楽しめるスポーツなので、休日を過ごすアイテムのひとつとして、町のみんなにもっともっと広まっていくとうれしいですね。
-コーディネーター紹介-
言葉や文字でああこうではなくて、まずは一緒に外(アウトドア)で遊ぼうぜ!という起点とその企画実行力にはいつも驚かされています。年齢性別地域を問わず、いろんな人が金田さんのまわりに集まる「楽しさ」や「安心感」があり、そんな集いにぜひ飛び込んでいって、参加することで人のつながりを実感していってもらえたらなと思っています。