一どんな活動をしていますか?
小5から父の手伝いで農業を始め、田の畦付けや牛耕をして育つ。現・農業大学校の全身である農業研修所での実務研修を経て、京都大学付属牧場に勤務。技官として和牛研究を推進すると同時に、学生の実習指導、調理師として献立作成・調理をこなし40年間勤続した。平成12年、17名の仲間とともに農場を立ち上げ、平成25年に「(株)上八田ファミリー農場」として法人化、現在代表取締役社長を務める。 法人化を機に、京都府オリジナルの酒造用掛米「京の輝き」や加工米のほか、特産「万願寺甘とう」、京都大納言小豆などの生産に挑み、複合経営による経営の工場を目指している。自身の農場を地域農業の拠点としていこうと仲間とともに意欲的に取り組んでいる。
一今後の目標を教えてください
純朴で静かな人が多い西八田地区を活性化するためには、都市部の若者たちとの交流が必要。地道な交流を通して、小さな農家が農産物販売や加工のヒントを得たり、自由に交流できる空き家を活用して農業体験できる場を作ったりすることができればと考えている。 「農業のみが農民の労働力以上のものを、自然の生産が追加的に富を与える」というケーネの言葉があるが、自然と向き合いながら農村での楽しい生活をつないでいきたい。