さだずみさんち。の原木しいたけ

香川県東かがわ市

サダズミヒデキ・リョウコ

定住英樹・良子

東かがわ市出身の英樹さん(1964年7月生まれ)と同じく東かがわ市出身の良子さん(1964年8月生まれ)夫妻。 1992年に就農し、お米と原木しいたけを作っている。『さだずみさんち。』という愛称で親しまれる。

一どんな活動をしていますか?

お米と原木しいたけを作っています。 地域でのイベントで食材提供を行ったり、野菜ソムリエの須賀ひとみさんを通して、市場以外へ販売をしたり、食育や食に関するイベントに参加したりと、PR活動も行っています。

一はじめたきっかけはなんですか?

近所の原木しいたけ農家さんに刺激を受けて、一念発起で就農。 仕事を辞めるという決断や、農業を始めるということに不安や迷いもあったけど、夫婦の絆を信じて思い切って原木しいたけ栽培とお米作りを始めました。 今でこそ美談のように聞こえるけど、当時はほんと大変だったよ。(笑) あと、『さだずみさんち。』としてPR活動し始めたのは2年前くらいからで、やっぱり野菜ソムリエの須賀ちゃんと出逢ったのが大きいかな。家族の協力もあって、口コミやFacebookもきっかけとなって、100%口にしてもらえるところへお届けできる箇所がどんどんと増えた。本当に有難いです。

  • 虎丸山、那智山、本宮山。の水主三山から湧き出るお水はとても綺麗。毎日水を入れ替えて、新鮮な水で【浸水】工程を行っている。美味しさの秘訣は、この山から湧き出る水だそう。

  • ハウスの中で育つ原木しいたけ。 ぽこぽこと原木から顔を出す姿が愛らしい。

一一番大切にしていることはなんですか?

一番大切にしていることは、やっぱり『人との繋がり』ですね。 一度、大きな台風が来て、原木しいたけのハウスも浸水の被害にあったことがありました。 だけどその時、地元の人たちが一生懸命助けてくれて、毎日修復作業を手伝ってくれたことがあって。 人に助けてもらったからには頑張らなくては!という想いがこの時更に芽生えました。 あと、大切に育てた原木しいたけが、東かがわのご当地グルメとしてメイン食材になったり、飲食店の料理人が美味しく調理してくれたり、食べてる人の顔が分かるっていうのがとても嬉しいです。

一今後の目標を教えてください

原木しいたけは、天候や気温に影響を受けやすいので、昨今の異常気象でにどう対応していくか、順応性をつけていかなければ、と思っています。 同じ規模で、同じスタイルを維持していきたい。 100%口にしてもらえる場所へ、原木しいたけをお届けしていきたいです。

アピールポイント

採れたて新鮮な原木しいたけは肉厚でジューシー。 大自然の中で綺麗な水と共に育った『さだずみさんち。』のしいたけは、七輪でじっくり弱火で焼いて、塩やかぼすを少し絞って食べるのがおススメ。素材をそのままいただく贅沢なひと時は何物にも代えられません。

-コーディネーター紹介-

しいたけには原木栽培と、菌床栽培の二種類あることは知っていましたが、『さだずみさんち。』に行くまで実際に原木栽培の様子を見たことはありませんでした。原木しいたけがどうやってできているかを実際に見せてもらえたことも、貴重な体験でした。東かがわのパワースポットと呼ばれている由緒ある有名な水主(みずし)三山から湧き出る水が美味しさの秘訣ということに加えて、重労働にも関わらず一つ一つ丁寧に手作業で原木しいたけを育てている事、定住夫妻の人柄も、『さだずみさんち。』の原木しいたけが多くの人から愛される理由ではないかと感じました。私は、愛に満ちあふれた定住ファミリーが大好きです。『さだずみさんち。』の原木しいたけを、これからも応援しています。

ID84 香川県東かがわ市

たきかなえ

滝かなえ

東かがわ市地域おこし協力隊。1991年8月14日生まれ。東かがわ市(旧大内町)出身で、短大進学を機に神戸へ。卒業後は神戸のカフェにて勤務。2016年春に東かがわ市へUターン。将来の夢は、自分のカフェを持つこと。コーヒーを淹れること、コーヒーを飲むこと、アウトドア、ドライブ、冒険が大好き。❝若者と地域を繋ぐ❞ことが、最近の活動テーマ。