一どんな活動をしていますか?
2016年2月から尾鷲市早田町の地域おこし協力隊として、女性の雇用をつくるというミッションに取り組んでいます。早田町ではもう一人の協力隊が「合同会社き・よ・り」を設立して女性の仕事を作ることに取り組んでいますが、私はその合同会社き・よ・りのサポートにも取り組みながら、婦人会のお母さんたちによるお弁当作りや、町の行事に参加し、漁師町での暮らしの中での女性の仕事や役割の中から、新しい仕事ができないかと考えています。
一はじめたきっかけはなんですか?
前職は都内で働く会社員でした。満員電車に揺られて通勤する日々の中で、働き方や暮らし方を見直したいと思ったことが、地域で働くことに興味をもったきっかけです。 社会人向けのプログラムに初めて参加して、初めて知った地域が尾鷲でした。地域で過ごす時間の中で、仕事と暮らしが繋がっている漁村の暮らしに興味をもったんです。
一一番大切にしていることはなんですか?
地域に暮らしながら、自分の心が動いて、わくわくすることを大切にしています。 でも、私がわくわくしたり、感動することは町の人にとっては普通の事だったりするんです。だから私だけが盛り上がってしまうと、町の人に伝わらない。情報発信ひとつにしても、町に暮らす人がどう受け止めるかを意識しています。それでもまだまだ失敗することも多いですが、謙虚に町の人の声を聴くことを意識しています。
一今後の目標を教えてください
女性の雇用をつくるというミッションに、引き続き取り組んでいきたいと思っています。一年を通して町の行事に参加させていただき、やっと早田町の一年を体験することができました。次の一年はじっくりと、ひとつひとつの町の行事の準備をお手伝いしながら、女性の仕事につながるアイデアを見つけていきたいと思っています。 町の人たちが気軽に集まることのできる場づくりや町の伝統料理のレシピを使った新しい商品の開発などなど、やりたいことはたくさんあります。まずは、婦人会が長年取り組んできた小さな畑づくりの課題解決。中心メンバーが高齢になってきたので、どうしたら無理なく楽しみながら続けられるのかを考えていきたいですね。
アピールポイント
【募集中!】
◇青田京子さんが活動中の早田町では、現在新たに地域おこし協力隊を募集中。
応募締切は平成29年2月28日。
詳細は以下のウェブサイトにて。
尾鷲市役所地域おこし協力隊募集ページ
http://www.city.owase.lg.jp/contents_detail.php?frmId=14434
◇「き・よ・り」発、海の定期便「うみまかせ」も随時発売中。
たまーに更新される、ゆるーいノリのブログが面白い。
き・よ・り公式ウェブサイト
http://www.amikiyori.com/
地域おこし協力隊を志す女性はどちらかといえば、農山村を選ぶような気がしますが…1年以上尾鷲に通っていた京子さんは、ひとのつながりがある早田町へ引っ越してきてくれました。 早田は男も女も働き者ばかり。婦人会の精力的な活動を手伝いながら、女性目線で、今までになかった仕事づくりの種を探す日々。 人とつながること、人と人をつなげることを心から楽しんでいる感じの京子さん。 京子さんに会いに、まずは早田に行ってみよう。