森であったら最後!? 熊さえ逃げ出す川俣の伝統的鉄砲撃ち

栃木県日光市栗山

コマツ ヨシイチ

小松 惠一

1940年11月22日生まれ。釣りやお孫さんとのお出かけが趣味。また、春には山菜採りやサンショウウオを採るために山に入り、現在小松さんの住む地域には5人ほどの猟師が活動しており、小松さんはそのうちの一人。

一どんな活動をしていますか?

栗山地域には、春には山菜採りやサンショウウオ採り、夏場では養蚕(ようさん)、冬は狩猟といった四季折々の昔から続く伝統文化がありますが、これらの中で一番好きなのは狩猟だと小松さんは語っていました。小松さん曰く、山を歩くことは凄く楽しく、健康になれるそうです。

一はじめたきっかけはなんですか?

幼少の頃、父親が猟師をしているのをずっと見ていたことが大きく影響しており、父親が狩猟している姿を間近で感じていると、気付いたら自分も狩猟の魅力にとりつかれたそうです。その後、初めての狩りでたくさんの成果を得られたことが、鉄砲撃ちの世界に入っていったきっかけだと、小松さんは楽しそうに話してくれました。

一一番大切にしていることはなんですか?

小松さんは狩猟で山に入る際に、獲物の習性や位置の想定、人や獲物との位置関係、滑落やなだれの危険といった山の状況に気を配っているそうです。また、大きい獲物を射止め、その後のみんなで酒を飲みながら談笑することをやりがいとしている、と今回のインタビューの中で一番楽しそうに語ってくれました。

一今後の目標を教えてください

栗山地域の伝統文化を後世に残していけたらいいな、と話してくれました。また、小松さんのお孫さんも鉄砲撃ちを始めたいということなので、お孫さんと一緒に狩猟へ行きたいとも話していました。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

今回のインタビューでは、栗山地域の伝統文化という貴重な話を聞くことができました。そのなかでも、普段ではめったに聞くことができない鉄砲撃ちや猟の仕組みなど、初めて聞く話ばかりで、大変貴重な体験をさせていただいいただきました。また、小松さんがおっしゃっていたように、一人でも多くの人に栗山地域の魅力や伝統文化が伝わればいいなと思います。

ID176 埼玉県

りっしょうだいがく

立正大学 地球環境科学部

2017年度 栗山ブランド製作チーム