無事故。楽しくやる。そして根っからの好きじゃないと続けられないと語るベテランハンターズ

茨城県東茨城郡城里町

シロサトマチオオモノクラブ 

城里町大物倶楽部 

城里大物倶楽部は茨城県城里町の孫根地区に拠点を構えた、ハンターグループ。 活動地域は城里町内がメイン。メンバーも城里町在住がほとんどだが、中には隣の笠間市からこのグループに入っているメンバーもいる。今回は、会長の金長均(かねながひとし)さんを中心にその他15名程の雑談インタビューの中から狩猟を続けている魅力をインタビューしました。 城里町大物倶楽部会長 金長 均さん  1942年5月20年生まれ。ハンター歴48年。猟友会城里支部の会長。有害鳥獣捕獲隊でもある。

一どんな活動をしていますか?

猟期がはじまると、主に週末みんなで集まってイノシシの巻き狩りに行きます。勤めに行っている人が来れる休日に行くことがほとんどだな。

狩った獲物はみんなで分け合う

  • 田舎のベンツ大集結!軽トラ市状態は見慣れた景色。こうなっても誰にも迷惑がかからない環境!だいたいの場所を教えてもらえれば、これを目印にたどり着けます

  • みなの分け前!目分量、適当に均等に(笑)毎度の景色です。ちゃんとチェックリストもあるんですよ。

一一番大切にしていることはなんですか?

一番大切なのは、安全。
猟はやはり危険が伴うものなので事故が起きないよう管理することが一番大切。
グループで猟をずっと続けたいから、事故があっちゃいけない。みんなが楽しくできるように考えてやっている。

例えば、獲物はいつでもとれるからちょっとでも不安な時は撃たないで見過ごすことも大切。逃しちゃいけないっていう焦りとかプレッシャーは事故の元だから、それはみんなわかってやっている。今日は難しかったなぁなんていって取れない日があるのも、猟のだいご味の一つ。


キジなどの鳥猟は一人でできるけど、巻き狩りはグループ猟。みんなで協力して作戦を立てて一つの事を達成する楽しさは他では味わえないものがある。


猟に出かけたとき一番いいポイントにつく人は順番にまわしてみんなが楽しめるようにしているんだよ。今まで撃てなかった仲間が撃てるようにサポートするのもグループ猟で味わえる楽しさだよ。と城里町の他の狩猟のグループの方も話していました。

一今後の目標を教えてください

今もずっと続けている人は、別にお金に余裕があるからとかじゃない。
結局はいきものに関することだから、やれと言われても続かない。
根っからの狩猟好きだから。みんな楽しもうと思ってやっている。



それでも、イノシシの増加の問題もあるから新しく若い人が始めてくれるのはうれしい。
会の高齢化も進んでいるけれど、身体が続く限りは狩猟を続けたい。

アピールポイント

-コーディネーター紹介-

城里町で活動しているハンターの皆さんは、「全員で」楽しむこと、絶対に「安全」、ということしか語りません(笑)でも、だからこそ、この仲間とまた来年集まりたいと思うんでしょうね。 解体に飛び入りで参加させていただいた時も、あらゆる方向からアドバイスが飛び交い全部は聞き取れませんでしたが、皆さんの狩猟愛は受け取りました。 こんなにも人想いのハンター集団は、全国トップクラスだなと思います

ID143 茨城県城里町

せがわ ゆきえ

瀬川 礼江

1992年7月。茨城県取手市産まれ土浦育ち。 音楽・芸術関連の裏方のプロを目指してきたはずが、地域の裏方のプロを目指しているなう。住むトコ学芸員になりたいと思い始めてきた。 なんだかんだで、いつの間にか狩猟と猟銃の免許を取得しonly oneのいのししガールもやりはじめました。 茨城で生活してた筈なのに、城里町で出会う茨城の常識が知らないことだらけで新鮮。